鳥人の翼 In order to get

2014年 05月 06日 ( 1 )

第2回京都国際写真祭

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昨日、第2回京都国際写真祭を巡りに京都迄出かけた。
見たかったのは「ゼラチン・シルバーセッション」「リリアン・バスマン」「安井 仲治」
「プラチナプリント/オルタナティブプロセス、土佐白金紙と出会う」等々


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『ゼラチン・シルバーセッション』ギャラリー・マロニエ
何度も書籍で目を通している「ゼラチン・シルバーセッション」であるが、
オリジナル・プリントを見るのは今回が初めて。
上田義彦のチューリップのネガを三好耕三が焼いたプリント、
操上和美の屋上のロバート・フランクを笠井爾示が焼いたプリントがお気に入り、
特に笠井爾示のハイライトの飛ばし方にはナルホドと膝を打つ。

斜交いから眺めながら、この紙の風合いはイルフォードで、こちは富士だな、
などと野暮な見方をしてしまった、、、もちろん確証はない。(笑)

『プラチナプリント/オルタナティブプロセス、土佐白金紙と出会う』
古くから和紙の産地として知られる高知、
そこで生み出されたプラチナプリント用の和紙が、「土佐白金紙」であるらしい。
デジタル・ネガの普及によりプラチナ・プリントにも目を向けられるようになり、
色々な所でワークショップも開催されているようだ。
自分は温黒の柔らかいトーンが好きなので違和感無く楽しめた。
しかし印画紙素材やデベロッパーの主張が強烈で、これを自分のコントロール下に従えるのは
並大抵ではないような気がする。
ちょっと手出し出来ないなぁー。

『安井 仲治コロタイプ写真展』便利堂コロタイプギャラリー
コロタイプと言うのは写真の理論を利用して版を作るいわゆる写真製版法であるらしい。
現在はオフセット印刷が一般的であるが、写真印画と区別のつかないような網点のない印刷が大きな特徴。

「カケェ〜!!」
新宿プレイスMで見た大陸の写真家張照堂もカッコ良かったが大阪が生んだ早世の天才安井仲治も凄い、、、。
和紙を使った風合いからかプラチナプリントに近いものを感じる。
安井 仲治のエキセントリックが温黒調の柔らかさに中和されて少し解毒、
その分見易かった、、、否、1942年に安井 仲治の初版写真集を印刷したのが便利堂で有る事を考えると
慣れ親しんだ写真集の画像よりむしろオリジナルに極めて近いプリントなのだ。

在廊されていた本部次長さんがとても親切な方で、
コロタイプの解説のみならず工房の中の製版マシンまで見学させて下さった。
「シュタイデルさんに見せてあげたいなぁー」・・・などと一人呟く。

次長さんも写真には詳しく色々と参考になるお話を聞かせて頂け、
また特別に細江英公、エメット・ゴーウィンなどのコロタイププリントを見せてもらい
大感動大満足で便利堂を後にする。

あっと言う間に17時をまわり時間切れ、リリアン・バスマンはまた近いうちに見に行きたい。
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by ken_kisaragi | 2014-05-06 10:39