鳥人の翼 In order to get

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ReasonでMIDIフットコントローラーを使う  <その1>

DAWのMIDIコントローラーは今までいろいろと使ってきたが、足で操作するフットコントローラーの使用頻度が高い。
iPadのリモートアプリとフットコントローラーをセットで使えば、楽器から手を離さずDAWを遠隔操作できるので
楽器演奏の録音が随分ラクになる。


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現在使っているMIDIフットコントローラーは Line 6社のFBV ShortboardTM MkII という13個のフットスイッチと
ペダルが付いたタイプ、
以前はスイッチが4個付いたタイプを使っていたのだが、あっという間に物足りなくなってしまって
リプレイスした次第。
フットコントローラーの購入を考えておられる方が、もしこれを読んでおられたら
最低10個程度のスイッチを装備している機種をお勧めします。

再生、停止、録音、ループ、巻き戻し、カウント、メトロノーム、これを割り当てるだけで
7個のフットスイッチが必要であり、
ギターアンプシュミレーターや各エフェクトの割り当てを考えると13個あっても余ることはない。
ただ、これ以上スイッチが増えてしまうと足がウロウロしてしまう恐れもあるので
13個というのはイイ線かもしれないねw

アンプシュミレーターソフトは星の数ほど出回っているものの、MIDIフットコントローラーの選択肢は
思うほど多くない。
MIDIフットコントローラーでググるとハードエフェクターをMIDI信号でルーティングできるスイッチャーや
普通のマルチエフェクターボードがノミネートされ、DAW操作に特化した商品は驚くほど少ないのだ。

そん中でFBV ShortboardTM MkII はCCマッピングは簡単だし、ペダルボードとしての完成度も高い。
重く大きいが筐体は強固、スイッチは剛性感に溢れており、けっこう長持ちしそうなのが嬉しいところ。

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またReasonを使っているユーザーに対してはPropellerhead Remote.fbvと言うプリセットが用意されており、
再生、停止、録音、ループ、巻き戻し、カウント、メトロノームはマッピング済みで、
その他パラメーターのマッピングもRemote Overrideで容易に設定できる。

なぜかPropellerhead Reason® - FBV MkII : セットアップのチュートリアルには
「FBV-Default.fbvプリセットをロードしてください」と書いてあり、
どうしてPropellerhead Remote.fbvというReason専用のプリセットが有るのにデフォルトのプリセットをロードする必要があるのだろう?
おかげで大変時間を無駄にしてしまった。

またReasonのプリファレンスでFBV ShortboardTM MkII が<一般的なコントローラー>に
位置付けられてることに対し、
Line6社が心外である!とマニュアルの文面で文句謳っているのにはびっくりしたw
今はちゃんと写真入りでディバイス上がってるけどね。

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エレキギターだけでなくアコースティック楽器のMIC録りでも重宝するし、
再生、停止を繰り返すMIDI鍵盤による編集作業でも足が使えるとラクだから、今や手放せない一品となりました。









もうぼちぼち百鬼夜行2015のビデオも発売されるだろうと思うのだが音沙汰なし
wowowの放映が素晴らしかっただけにまちどうしい    Blu-rayはよはよ!















by ken_kisaragi | 2016-07-25 23:46

ReasonでMS Processing

自分が今使っているスマホのミュージック・プレイヤーにはMid-Side Processing らしき機能があり、
通常は頭の中に音が定位するヘッドホンが、びっくりするほど臨場感豊かに鳴ってくれる。

MS処理と言われるMid-Side Processingの原理は簡単なもので、位相反転による音の打ち消しを利用し、
横から出てくる音と真ん中の音を分離させ、個々に音場や音圧を調整可能とする技術である。
片方のスピーカーだけプラス・マイナスを逆に配線した時にセンターの音が素抜けになることを経験した方は多いと思うけど(俺だけかw)、この原理を発展させた技術と考えて間違いはないだろう。


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Mid-Side Processing そのものは
市販のプラグイン使えば簡単にできるし、専用のプラグインが無くても、今やほとんどのDAWでMS処理は
結構邪魔くさいが可能である。
ステレオ波形をモノラル波形二つに分割し、位相反転の原理を使ってsideの音成分だけ書き出し、
それをステレオ音源をモノラル化したmidと抱き合わせ、再度ステレオ音源にデコードしなければならない。

通常ミックス以降はReasonは使わないので、ReasonでMid-Side Processing することは考えなかったけど、
プロペラのビデオでThor(シンセサイザー)のモジュレーションマトリックスを使ってMS処理をさせており、
実にReasonらしいそのアイデアにはびっくりした。


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Reasonのマスタリングセクションには上記と同等のパッチ他、かなり凝りまくったパッチが盛りだくさんに揃っているが
音場を広げるにせよ、音圧を上げるにせよ、MS処理以降の工程がモノを言うので、
工程を確認しながら手作業した方が原理原則は理解しやすいかもしれないね。
と言うことで、自分も久しぶりにビデオを参考にコンビネーターを使って手組してみた。
それと、コンビネーターに組み直すと後々何かと重宝に使える。

上段から
後段のコンプ
マキシマイザー
MSエンコーダー
MIDイコライザー
MIDコンプ
SIDEイコライザー
SIDEコンプ
LRエンコーダー
CV用のスイッチャー(コンビネーターでコントロール)

さらに空間系のエフェクトをSIDEに加えてたりと色々遊べます。
興味ある方は
52 Reason / Record Tips - Week 41: Mid-Side Processing for Great Masters
でググるとOK!

ついでにフォトショでコンビネーターのカスタムパネルを描きだしたら
たいそう時間を取られてしまった、、、もう20時てかぁw

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老若男女問わず多くの人がご存知であろう、押しも押されぬ超メジャー級のトップスター、ビヨンセとガガ。
一級のクリエイターやエンジニアを集結させプロジェクトを組んでいるとは言え、
毎度ながらスタジオワークの見事さには舌をまく。

そう言えばサイドチェイン・コンプを一躍メジャーにしたのもガガさんだよね、
クラブ系の前衛を気にせずとも、
最新のリズムメイクやサウンドメイクは案外メジャーなところに転がっているのだ。

タランティーノとデビッド・リンチを二分したムードを感じるガガとビヨンセのPV。
調べてみると、やはり『キル・ビル』を意識されたものだとか、
ピックアップ・トラックは「プッシー・ワゴン」のオマージュであるらしい。
古いPVなんだけど今もお気に入り・・・しかし服だけはちゃんと着てほしいぞ。









by ken_kisaragi | 2016-07-17 19:56

ウェーブテーブルシンセサイザー SERUM

今週の日曜は知人二人と久しぶりにアコースティック楽器だけのセンションを楽しんだ。
汗だらけになった所為か、帰りの炉端で生大2杯で喉を潤す、
 飲みたい!と思ったときのビールの味は格別ですね。
冷えたビールを愉しむと夏もまんざら捨てたものではないと束の間の極楽を覚える。

酒席で知人Bが「SERUMが使い易くて、、、」という話からシンセ昔話に花が咲いた。
ジョー・ザヴィヌルが生きていたら83才、もし今も元気だったらどんなシンセ使うだろう?
という話の展開になってからは皆好き勝手言いたい放題・・・こういう機材話は罪がなくてよい。


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知人Bの話に背中を押されて早速デモ版を試してみた。
ユーザーアカウントを取得する必要があるが、デモ版のダウンロードは至って簡単、
デモ使用できる制限時間は20分だからマニュアルは事前に目を通しておいた方がいいかもしれません。

見ての通り、ゴージャスで見易い3D波形ビューを備えたシンセ、
ぱっと見にはFalconをちょっと小ぶりにしたような印象をもった。
もう25%ほど表示領域が拡大できれば言うことないが、とにかくGUIのカッコよさは100点満点。

オシレーターは2基(ユニゾン16)+ノイズとSUB で計4基。
フィルターは4基でそれぞれのオシレーターに対応。
LFOは4基、エンベロープ・モジュールは3基という構成である、アサインは今や主流となったドラック&ドロップ方式。
オシレーターのユニゾン数を増やしていくと音に濁りが出てくるがSERUMは結構粘り強く、
透明度が高いからユニゾン間のデチューンやブレンドの調整での音の変化も把み易い。
音が美しく上品なので、ビートメイクよりもアンビエントな使いこなしに向くシンセかもしれないね。


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使い方はウェーブテーブルの作成を含めものすごく簡単、分かり易さはMASSIVE以上、
とにかくパラメーターによる波形の変化をこれほど分かりやすくアニメーション・ビューされるシンセを
自分は知らない。
これからシンセを覚えようという方には最適ではないだろうか。
ただ、それなりにマシンパワーを要求するのでデモは必須かと思いますよ。


個人的にはモジュレーション・ソースを複数アサインできるXYパッド等、
Performance コントロール的な機能が欲しかった、
モジュレーションで刻んで揺らしてリズム感をもたせる手法をよく使うし、
それが有るとオートメーション書くのも凄く楽になるでしょ、
そこだけが少し残念てところか。

189ドル・・・欲しい度 A-

















by ken_kisaragi | 2016-07-09 12:28

Upgrade to Reason 9

DAWソフトのバージョンアップは専門筋の評価を参考にし、ちょっと間を空けてから導入することが多いが
今回は発売開始の翌日にReason 9へバージョンアップしてみた。

待ち望んでいた機能が付加されたわけではないが、
繰り返し当ブログのネタにさせてもらったので知らん顔も出来ない。(笑)
今回の目玉は Playerという演奏補助的な3つのディバイスと、ようやくPitch Editが装備されたことだ。


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Pulsar Dual LFOがオマケで付いてくる



10日ほどしか使っていないが、俺的主観で簡単に説明すると、、、

<Dual Arpeggio>
ポリ対応のアルペジエーターが2つ1組になっており、それぞれが個別に分散和音を組むことができる。
基本的にはマルチシーケンサーをペアにしたものであるが、
巧みなインターフェイスデザインにより素早く直感的に操作できる。
複合的なリズムパターンや、ベースラインをセットで組むことも簡単、
4ポリなのでコードバッキング的なリズムシークエンスを組むこともたやすい。
いかにもプロペラらしいセンスに満ちた素晴らしいディバイスである。

<Note Echo>
リピート音のボリュームとピッチをグラフィカルにステップ単位で操作できるディバイス。
トリガーした音を指定した音程でリピート(テンポシンク可能)されるディレイは珍しくないが
Dual Arpeggioと同様、インターフェイスデザインが優れており、操作しやすい。
常用することはないだろうが飛び道具的に使うには面白そう、
ただ、使いこなすにはそれなりのアイデアが必要なディバイスとも言えるかも。

<Scales & Chords>
コードの転回や9度音程の付加、メジャー・マイナーの切り替えやオープン、クローズボイスの設定も簡単で
「いいなぁ~」と一瞬思った、
しかしトリガー・キーに対しコード構成音を自由に設定する機能が備わっていないのだ。
当然オルタードテンションを絡めたり、セカンダリー・ドミナントを含むカデンツには対応できないのでコード進行の自由度は著しく低く、3点セットのベースとなるディバイスだけに残念感は大きい。
Cubaseのコードアシスタントレベルの機能は望まないが、
せめてLogic Pro Xのコードトリガー程度の機能はもたせて欲しい。



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<Pitch Edit>
ようやくReasonにも搭載された機能であるが、後出しにも関わらずサプライズは何もない、
しかし他DAWでエディットしてインポートする、という手間が省けるのだから贅沢は言わないでおこうw
まだ充分に使い込んでいないけど、Reasonのタイムストレッチ機能は優秀なのでPitch Editも同様に期待をもてそうだ。


その他シーケンサー画面での操作簡略化やスキン変更等、細かなバージョンアップを含んでおり、
<Scales & Chords>をスルーしても、バージョンアップ料金$129はとても良心的なバーゲン価格、
Dual Arpeggio、Note Echo、Pitch Edit、この3つだけをピックアップしてもお買い得感はかなり高い。
加えてバージョン6.5に引き続き Pulsar Dual LFOがオマケで付いてくるのだ!

しかし相変わらず、軽快に動くね。
ともあれ、これほど安定強固で軽くサクサク動くDAWを自分は他に知らない、
OSのバージョンアップの都度、バグが顔を出すDAWも多いが、とにかくReasonの信頼性は並外れて高い。
ReWireホストになれるDAW使ってる方は、総合音源としても使えるので試してみても損はないかと思います。
けっこう面白いですよ。














by ken_kisaragi | 2016-07-02 01:18