鳥人の翼 In order to get

カテゴリ:暗室日記( 24 )

暗室日記 5/1

ILFORD MULTIGRADE FB FIBER WARMTONE 1K


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135感度400の粒状感は大四つ程度からぼちぼち現れて、
全紙になると粒が立ってくるようなニュアンスが出てくる。
焼けて黒くなった銀、、という雰囲気は135が一番濃いいような気がする。
気のせいでしょうか?w

しばらく135で突き進むべし。


ラッキーのシノゴ用引き伸ばし機450MDを使っているのは
サンダース16×20のイーゼルを台座に乗せて小全紙使をプリントする為。
90MDやフォコマート1cでは支柱が邪魔してイーゼルが奥に移動できず、
印画紙のセンターにイメージサークルを位置することが不可能なのだ。

縦の短い135だったらいけるかな?と思ったけど、、、、残念(涙)



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by ken_kisaragi | 2016-11-08 23:17 | 暗室日記

暗室日記48 あぁ悩ましいはスポッティングなり

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プリントが満足に焼きあがりフラットニングやドライマウントも終えて万事OK、
これで完了とするならば概ね銀塩プリント作業はすこぶる楽しい。

しかしフィニッシュとしてフィルムに付着したホコリによるノイズを手作業でレタッチ(スポッティング)
するという悩ましい作業が待ちかまえているのだ。

今週は寒い雨の日が続き、撮りにも行かず飲みにも行かず、
家帰るとひたすら悩ましいスポッティングに明け暮れしていた。

大きなホコリはプリントするときにブロアや刷毛で除去できるのであるが、
細かいホコリを完全に除去するのは難しい。
デジタル画像をPsで修正するような簡単なツールは無く、ひとつひとつ面相筆を使って点描していく。

短時間で修正が終われば「仕上げ迄手抜き無し!」なんて呟くが、
失敗を繰り返し長時間かけても作業が終わらない時には
Creative Cloudが使えるmacを横目で睨みながら、
「いったい俺は何をやっているのだろう?」なぁ〜んて思う事も多々有りw

自分は墨汁とマーシャルスポットを併用しているが
B&HのHPみてると『Berg Touchrite』というスポッティング染料を見つけた、
純黒、温黒、グレイ、白の4本セット。
マーシャルのように跡形も無く印画紙に浸透してくれるのだろうか?
いちど試してみたい。











…………………………………………………………………………………….
久しぶりの展示となります

大阪帝塚山gallery_Limelight
大阪市住吉区帝塚山中4-1-4

企画展 シカク魔に参加します。
前半組4月5日~12日
後半組4月13日~18日
12:00~19:00 最終日は18:00まで

自分は後半組に参加 小全紙2枚です

お近くの方は是非観にきてくださいませ。








by ken_kisaragi | 2015-04-10 20:43 | 暗室日記

暗室日記47 ドライマウントプレス機を導入する 3

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暗室日記「ドライマウント」シリーズも今回が最終回、
最終回は大四つ切りタイプのSEAL110を使って小全紙分割フラットニング、
そして最終行程であるティシュを使ってのドライマウント仕上げまで試してみます。


処理をする小全紙より少し大きめの2プライのマットボード(全紙サイズ程度)にプリントを挟み込んで作業開始。

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写真のようにマットボードの四隅に合わせ合計4回、200F(93C)でそれぞれ1分プレスしてみた。
印画紙にプレス面の形が残るのではないか?と言う不安が大きかったものの、
あえて2分間プレスしても形は微塵も残らなかったから
分割プレスによる弊害はないようだ、これでようやく一安心。

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ティシュはDRY-LAMという75度で溶解するタイプを使ってみた。
まずタッキングアイロンを使って印画紙に仮止めする、
次に印画紙の余白を断って貼付けるバックボードにも仮止めする。

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タッキングアイロンは30Wの半田ゴテの先端を曲げヤスリで仕上げたモノで代用、
それを照明器具の調光器を使ってティシュの溶解温度に合わせる。
(スタジオゾーンセブンの岡崎正人さんのHPに書かれてあったノウハウを
そのまま流用させて頂きました・・感謝)
最後にフラットニングと同じ要領で4分割プレス、結果は皺や気泡なく見事バックボードに張りついた。

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小全紙用のプレス機だと1回のプレスで済むから加熱に10枚40分かかるところを10分で終わる。
しかしプレス機の置き場所に加えプリントをマットにセットしたり、
ホコリを払ったりする作業スペースに思いのほか場所をとる。
それが確保できるのであればSEAL210Mがベストだろうが
小全紙は数える程しかプレスしないであろう自分には大四つタイプのSEAL110で充分というのが結論。


いくら真っ平らにフラットニングしても湿度状態で波打っちゃうのがバライタの宿命、
プリントの密着圧を高めるためにタップリ余白をとったりするが、それでも波打つ時は波打つけどね。
ドライマウントして波打ちの心配が皆無となれば余白ギリギリまで焼くことが可能、
小全紙であっても全紙並みの画像サイズまで引っ張れるからすごく得した気分になるw

全紙クラスの印画紙となると手に持って鑑賞するには大きすぎるし扱いもデリケートだ。
台紙に貼ればハンドリングは楽だし、壁にたてる事も可能、
2プライのバックボードは0.7mmだから大きくかさばる事も無くカチェットボックスに収納出来る等々、
プリントの波打ちや浮き上がり対策だけではなくドライマウントすることのメリットは多岐にわたる。

DRAY-LAM16×20 100枚入りがB&Hで送料込(UPS)で133.1ドル
レート120円として16,000円程度だから1枚およそ160円、というのが清貧の自分には嬉しいところ。





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久しぶりの展示となります

大阪帝塚山gallery_Limelight
大阪市住吉区帝塚山中4-1-4

企画展 シカク魔に参加します。
前半組4月5日~12日
後半組4月13日~18日
12:00~19:00 最終日は18:00まで

自分は後半組に参加 小全紙2枚です

お近くの方は是非観にきてくださいませ。




by ken_kisaragi | 2015-03-29 09:03 | 暗室日記

暗室日記46 ドライマウントプレス機を導入する 2

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昨日焼いたプリントをSEAL110で初プレスしてみた。
印画紙は大四つ切りベルゲールのNB である。

とりあえず温度は200F(93C)としてプレス時間は1分とする。
電源入れると10分程でサーモスタットが働いてパイロットランプが消灯するが
予熱の時間をタップリとった方が良いと聞いたので、電源を入れて30分程放置した。

事前に用意した2プライの12×15インチのマットに印画紙をサンドイッチして
乳剤面にはピュアガードを被せプレス機にセット、
いよいよプレス開始、、、プレス・レバーの手応えが想像以上に軽い、、、

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あっと言う間に1分経過し、プリントを取り出してみると
印画紙は真っ平、実にあっけなくテスト終了。
本当に540ポンド(245Kg)の圧力がかかっているのだろうか?という危惧はあったものの
とりあえずめでたし。
ちなみに110に圧力調整は無く、下敷きの板の厚みを変えて調整するらしい。

過去焼いたプリントには印画紙の端、余白部分に細かい波打ちが発生しているものがあり、
これがけっこう頑固でズボンプレッサーでは矯正出来なかった。
マットに隠れる部分だし、余白であるからカットしても良いのだが気分の良いものではない。

改めて今回プレス機をかけてみると波打ちは見事矯正された。
過去焼いたプリントを数枚プレスかけてみたところ、
印画紙の厚みにより1分ではなく余裕みて2分でもいいかもしれない。

「思ってたほどボロでもなかったし、いい買物したなぁー」などと調子にのってポンポンプレスしていく。
「ゲゲッ!」マットに小さなゴミが付いたと思われるのだが、1枚だけ印画紙に小さな窪みが出来てしまった(涙)
プレスする時は慎重にゴミの確認をしないと痛い目に遭うのです。

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使ってみて気づいた問題点は、12×15インチのプレス面であるものの、
下に敷かれた耐熱ゴムの大きさが11×14しかなく、その部分しか面圧がかからない。
純正品ではなく他機種の流用なのかと思ったが、色々調べてみるてSEAL製110用にに間違いはなかった。
奇妙な事に表面が黄色ではなく、新しい黒のタイプは12×15インチの大きさが有り、プレス面が100%使えるようだ。
またプレス圧の調整の為か、厚みも13mmとか20mmとか有るので注意が必要です。

「大四つで使うのであれば11×14あればいいでしょ」なんだけど
挟み込む12×15のボードに位置決めするのに手間がかかる。
と言う事でボードに位置決め用マーカーを引き、加えて見開きのブックマットにした。
耐熱テープはけっこう高いので、ケント紙に耐熱接着剤を使って面圧のかからない部分に蝶番をつける、
これで作業効率UP間違いなし、、かな。

・・・・早く小全紙で分割プレスを試してみたいよ。






by ken_kisaragi | 2015-02-08 13:17 | 暗室日記

暗室日記45 ドライマウントプレス機を導入する 1

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ドライマウントプレス機の本来的な使い方は熱で溶解するシールを使って
印画紙をバックボードに貼付ける為に使用するものであるが、
バライタ印画紙の乾燥時に発生する湾曲を平に伸ばす為の道具とし使う事も多い。

しかし暗室の機材において、もっとも導入を悩むのがドライマウントプレス機ではないだろうか。
とにかく大きくて重く、フラットニングにおいては押し花方式やズボンプレッサーで対処することも出来る、
またレンタル暗室でプレス機を借りる事も可能なので是が非でも必要とされるものではない。

自分もズボンプレッサーを工夫してホットプレス機を自作したので全紙迄のフラットニングは可能であったし、
ドライマウントシールを使ってバックボードに貼付けることも出来た。

しかし押し花方式だと最低一週間、ホットプレス機でも丸一日はかかってしまう。
また稀にではあるが印画紙の端に上記方法では矯正の効かない波打ちが出来る事も有り
ドライマウントプレス機の導入をぼんやり考えて続けていたのも事実で有る。

導入を考えるとプレート面のサイズを決定しなければならない、
六つ切り、大四つ切り、半切、小全紙というのが一般的なプレートサイズだろう。
自分が使う印画紙の割合は、六つ切りが3割、大四つが4割、小全紙が3割であるから
小全紙サイズが可能であるSEAL製210がもっとも適している。
しかし重さ35kg、全紙サイズの無骨な鉄の塊を自室に置くにはそれなりの覚悟が必要だ。

いろいろ検討した結果、大四つサイズがプレス可能であるSEAL製110を導入する事にした。
いつも駆け込み寺のように教えを請うギャラリーライムライトのK氏に相談してみると、
小全紙でも分割プレスすれば問題なく使えるとの事、
印画紙は2〜3mmのマットボードに挟み込んでプレスするので段差が出来ることは無く、
SEAL製210を使って大全紙を分割プレスしていると教わる。

またスタジオゾーンセブンの岡崎正人氏がそのHPにおいて
「Compress 110 を長い間愛用しており、現在はスイングアームの物を見かけますが、
昔の110でも非常にコストパフォーマンスの良い機種ですので中古で見つけた場合はお勧めでしょう」
などと書いておられたのが決め手となりオークションで探し始めた次第。

オークションの写真で見る限りお世辞にも美品という代物ではなかった。
しかし懸命にケミカルやグリスを使い磨き上げると
おおっ、、、「麗しく奇麗になったやんけ!」と只今上機嫌w

今のところテストどころか電源も入れていない。
きっちり動くのだろうか?・・・次回に続きます。






by ken_kisaragi | 2015-02-05 22:57 | 暗室日記

暗室日記43 BERGGER/NB テスト2

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引伸し機 ラッキー450MD
電球   富士150w
レンズ  Rodenstock アポロダゴンN 80mm
フィルター イルフォード
現像液  中外(1+9希釈)

露光タイムは短くケントメアと同等と思われる。
コントラスト強く、イルフォードFBに比べフィルター番数は1〜0.5低めで対処。
現像では1分少々で画像は立ち上がり、2分30秒で引揚げる。

大四つパッドでは2リッターの現像液を使用するのであるが紙厚が厚いためか吸収量が多く
12枚使用しただけで目に見えて液量が少なくなり、同時に印画紙の銀含有量が多いせいか現像液の変色も早い。

ウエット状態で見る画像は冷黒調でシャープな画像であるが、乾燥するとガラッとイメージが変わる。
冷黒調と感じた画像はフラットな純黒調に落ち着き、際立ったシャープ感もマイルドな方向に変化した。
・・・けっこう男前な画像なり。

評価蛍光灯や色温度の低い電球、また自然光下で見ても大きく色合いが変化しないのは嬉しいところ。
またダブルウエイトの厚み有る印画紙であるため乾燥時のカーリングが穏やかで、フラットニングもビシッと決まりそうである。

上質厚紙に銀タップリのエマルジョン、低い号数のフィルター使ってもしっかり黒が出るのには驚き。
純黒はベルゲールを使っていこう。






by ken_kisaragi | 2014-11-17 21:00 | 暗室日記

暗室日記42 BERGGER/NB テスト

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BERGGER/NBでの初プリント
とりあえず中外1+14で試してみたい
今日は終日籠る予定
ヘビーローテはコルトレーン・・・バラッドからGo!
by ken_kisaragi | 2014-11-16 10:13 | 暗室日記

BERGGERがB&Hより届く

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発注より、ちょうど一週間でBERGGERの印画紙VC/NB
大四つ4パッケージ100枚がB&Hより届いた。
運送種別をPriority Mail Express Internationalにすれば
日本郵便のEMS追跡サービスが受けられるのが便利、
FedExは大きさや重量が増えると割高感が大幅にUPする。

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by ken_kisaragi | 2014-11-09 16:10 | 暗室日記

暗室日記41

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モノクロフィルムにおいてコダック400TXの人気は揺るぎなく、他銘柄に比べ愛用者の数も圧倒的に多い。
自分もその一人であるが、個人的にはコレでなければダメと言うような強い思いが有る訳ではなく、
なんとなく無難に長らく使っていた、と言うのが正直なところ。

しかしニュータイプのISO400やISO100のフィルムでは自分の焼き方において
軟調に傾きすぎる傾向があり、
常用するのはトラディショナル・タイプの400であることに変わりはない。

今回の400TX値上げに伴い他社フィルムを調べているが、比較的手に入れ易く、
粒状感の良く似た、所謂トラディショナル・タイプのISO400ならばHP5が真っ先に思い浮かぶ。

過去使った事は有るのだが、D-76/1+1/13分と400TXに比べ時間がかかる。
しかしXtolだと12分と僅か短縮(撹拌の60秒は長いw)
なにより暑い夏場に湯を沸かさず室温で溶解出来るのが嬉しいところ。
もちろん原液で現像すれば時短出来るのだが、
うなぎのタレ方式より、1:1希釈の使い捨てがデーター管理するうえで都合良く思う。

昨日六つ切りRCで6枚程度粗焼きしてみたが違和感が全く無く、次期主力フィルムとなりそう。
CYBER GRAPHICSさん、暫く価格据え置きでお願いしますよね。
by ken_kisaragi | 2014-07-22 21:57 | 暗室日記

暗室日記40

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昨年存亡の危機に有ったコダック・フィルム。
コダックAlarisという新会社がフィルム事業を引き継ぎ、とりあえず一安心していたのであるが、
6月1日より大幅値上げするらしい、、、と
月2、3本しか撮らないN君は大騒ぎしていた。

400TX135の100ft缶が現在¥9,380のところ価格改定により¥15,400となる。
おおよそ35コマを18本取れるとして1本あたり¥855、
ヨド実売で¥12,000程度だろうと勝手に予想しているのだが、だとするとおおよそ1本あたり¥670。
現像費用はデベロッパー+ネガシート込みで1本150円未満、フィルム+現像費用=¥800てな感じかな・・・
確かに大量に撮る人は大きな負担になるだろう。

同じ感度の100ft缶ではケントメアが安い、ヨド価格¥7,750。
安いけど悪いフィルムではない、ただ現像時間が長く撹拌に根気が必要なのです。
高温現像で早く切り上げる方法も有ると思うのだが残念ながら未テストでデーターが無い。
またドイツ・オルヴォ社のモノクロフィルム ORWO N74 (ISO400)も缶入りが有るものの
7.7m巻きらしく、4缶100ft相当買うと¥13,400との事、、、ちょっと使ってみたい。

話は変わるが、
毎回フィルムが値上げするタイミングに乗じ、銀塩中古市場の機材が安くなるような気がする。
タバコと一緒で、これを機会に銀塩から去る人も多いのだろう。
どなた様かタンスの隅に眠っている905swcやH1、俺に譲ってけろ。


・・・

「キャプテンハーロック」は既にツタヤレンタルされているみたい・・・連休中に見てみよう。


by ken_kisaragi | 2014-05-04 05:40 | 暗室日記