鳥人の翼 In order to get

2017年 11月 09日 ( 1 )

What's New in Reason 10

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Propellerheadが「史上最大のアップデート」として打ち出したReason10であるが
国内メディアの反応が鈍い。
確かにメディア受け、量販受けを狙ったソフトではないが、それにしても情報が乏しく寂しい限り。
マニュアルすらver.7以降日本語化されていない現状を考えるとさもありなん、
Propellerheadが日本のマーケットを見限ったか代理店の怠慢かは知る由もないが、
PDFマニュアルぐらい用意しても罰は当たらないと思うけどなぁ、
素晴らしいソフトだけに実に惜しい、と言うかもったいない。

スウェーデン生まれのReasonも初版が1998年だから20年近く販売が続いており
コンスタントに正常進化しながらバージョン10に至る。
設計思想は当初より貫かれており、頑ななところは今も健在、
それはPCオペレーター目線ではなく、演奏者目線からバーチャル・スタジオを再現するというワークフローに
依るところが大きい。





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ミックスダウンや譜面化には他社統合型のDAWを使うが、Ver.9.5からVSTが使えるようになってReasonの
使用頻度はさらに増えてきた。
ただ、未だフリーズ機能も搭載されておらず、巨漢VSTを刺しまくると動作が鈍くなるから
軽く安定度の高い統合型DAWもサブにあると便利、、、、などと言うと「みてみぃ!」と
返されそうだが俺的には大した問題ではないw

Ver.10より近年の傑作RE、SynchronousとRadical Pianoが標準装備された。
SynchronousはEnvの自由度が高いシーケンサーでDubstepに多用されるようなワブルベースが簡単に作れる。
ワブルと言えばMassiveを使うことが多かったがAntidoteとSynchronousのコンビも負けず劣らず。

Radical Pianoはリアル系とは異なる空間表現が豊かなピアノ音源、
NIのアリシアキーズを定番で使っていたが、最近はこればっかし。





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俺にとって今回の目玉はGrainというグラニュラーシンセ。
ロジックのAlchemyをグラニュラーで使ってみたところ、パラメーター操作と出音のイメージがマッチせず苦労したが
Grainのパネル構成、パラメーター配置はアナログシンセの延長でとっつきやすい。
OSC、LP、AMP、LFO、ENVという見慣れたノブがずらりとあるのが嬉しいね。
何よりプロペラらしいインターフェイスデザインが素晴らしい!

Europaというウェーブテーブルシンセも新たに加えられたがどそれほど触っていない。
SERUMというひじょうによくできたウェーブテーブルがあるが
それに比べるとすごく平凡というか、少なくとも強い個性は感じられない。

同時にサンプルベース インストゥルメントも三つ加えられたようだ。
この手のタイプはフリーにも多く、有っても邪魔にならないが使わず終わる場合が多い。
インターフェスデザインにもプロペラらしさは感じないなぁ、
個人的にはAudiomatic Retro Transformeのようなヒネリの効いたセンスが欲しかった。




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PropellerheadのHPからAllihoopa関連のリンクが消えているので、ちょっと調べてみたところ
100万を超えるユーザーを抱える共有サービスに成長したこともあり、
Propellerheadとの主要な関係要素を維持しつつ独立の道を歩むことになったらしい。
言葉が大きな弊害とならない音楽の共有サービスは間口が広く、今後は動画サイトとのコラボなども
盛んになってくるでしょうね。


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老舗Propellerheadが放つReason10、シンセ・ヲタは見逃せません! 

























by ken_kisaragi | 2017-11-09 01:03