鳥人の翼 In order to get

ReasonでMS Processing

自分が今使っているスマホのミュージック・プレイヤーにはMid-Side Processing らしき機能があり、
通常は頭の中に音が定位するヘッドホンが、びっくりするほど臨場感豊かに鳴ってくれる。

MS処理と言われるMid-Side Processingの原理は簡単なもので、位相反転による音の打ち消しを利用し、
横から出てくる音と真ん中の音を分離させ、個々に音場や音圧を調整可能とする技術である。
片方のスピーカーだけプラス・マイナスを逆に配線した時にセンターの音が素抜けになることを経験した方は多いと思うけど(俺だけかw)、この原理を発展させた技術と考えて間違いはないだろう。


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Mid-Side Processing そのものは
市販のプラグイン使えば簡単にできるし、専用のプラグインが無くても、今やほとんどのDAWでMS処理は
結構邪魔くさいが可能である。
ステレオ波形をモノラル波形二つに分割し、位相反転の原理を使ってsideの音成分だけ書き出し、
それをステレオ音源をモノラル化したmidと抱き合わせ、再度ステレオ音源にデコードしなければならない。

通常ミックス以降はReasonは使わないので、ReasonでMid-Side Processing することは考えなかったけど、
プロペラのビデオでThor(シンセサイザー)のモジュレーションマトリックスを使ってMS処理をさせており、
実にReasonらしいそのアイデアにはびっくりした。


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Reasonのマスタリングセクションには上記と同等のパッチ他、かなり凝りまくったパッチが盛りだくさんに揃っているが
音場を広げるにせよ、音圧を上げるにせよ、MS処理以降の工程がモノを言うので、
工程を確認しながら手作業した方が原理原則は理解しやすいかもしれないね。
と言うことで、自分も久しぶりにビデオを参考にコンビネーターを使って手組してみた。
それと、コンビネーターに組み直すと後々何かと重宝に使える。

上段から
後段のコンプ
マキシマイザー
MSエンコーダー
MIDイコライザー
MIDコンプ
SIDEイコライザー
SIDEコンプ
LRエンコーダー
CV用のスイッチャー(コンビネーターでコントロール)

さらに空間系のエフェクトをSIDEに加えてたりと色々遊べます。
興味ある方は
52 Reason / Record Tips - Week 41: Mid-Side Processing for Great Masters
でググるとOK!

ついでにフォトショでコンビネーターのカスタムパネルを描きだしたら
たいそう時間を取られてしまった、、、もう20時てかぁw

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老若男女問わず多くの人がご存知であろう、押しも押されぬ超メジャー級のトップスター、ビヨンセとガガ。
一級のクリエイターやエンジニアを集結させプロジェクトを組んでいるとは言え、
毎度ながらスタジオワークの見事さには舌をまく。

そう言えばサイドチェイン・コンプを一躍メジャーにしたのもガガさんだよね、
クラブ系の前衛を気にせずとも、
最新のリズムメイクやサウンドメイクは案外メジャーなところに転がっているのだ。

タランティーノとデビッド・リンチを二分したムードを感じるガガとビヨンセのPV。
調べてみると、やはり『キル・ビル』を意識されたものだとか、
ピックアップ・トラックは「プッシー・ワゴン」のオマージュであるらしい。
古いPVなんだけど今もお気に入り・・・しかし服だけはちゃんと着てほしいぞ。









by ken_kisaragi | 2016-07-17 19:56