再びテレキャス 3 「RSD Telecaster Bridge」



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ipadには1,600円の神アプリ『iReal Pro 』 ・・・楽器演奏者には必須ソフトかと



【過去の記事】
再びテレキャス2
再びテレキャス1
いまさらテレキャス


紆余曲折を繰り返しながらもお気に入りの一本が見つかり、ようやく自宅に持ち帰ることができたテレキャスター、
重いハードケースを開け、パッケージされている備品が未開封であることにニマニマする。
かぞえてみると新品のギターを買ったのは15年ぶりなのである。

E-TE-92CではKeeleyのコンプやMXRのグライコをクリーン・ブースト的に使うことが多かったのであるが、
今回買ったCustom Deluxeではアンプ直でも張りのある元気な音がする。
アッシュとハードメイブルの二重構造のボディが効いているのか、
剛性が高いと言われるRSD Bridgeによるものかは分からない。
DAWファイルのギタートラックを録り直して聞き比べると、アンサンブルに埋もれることなく前に出てくれる。
試奏時にも感じたことだが、音がシッカリしているからショートディレイやリバーブかけても曇りにくい。

搭載されているピックアップはTwisted Tele Pickups。
E-TE-92Cに搭載されていたセイモアダンカンは内部配線の仕様も含め独特なサウンドであったが、
カスタムデラックスは正統派テレキャスの音。
出力は大きくないがノイズは少なく、クリーンブーストしてもザワザワしないのが嬉しい。

外観はボディバックとエルボー部が大きくコンター加工されており、角が取れた分ゴツさは薄れ少し華奢にみえる。
ネック幅は常用している2台に比べバインディングが無い分狭いが、厚みは充分あり弾き替えたときの違和感は小さい。



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外観で際立つ特徴としてはRSD Bridgeがある。
『正確なイントネーションとヴィンテージ・ライクなルックス , サウンドを両立させるブリッジ機構を採用。
中央のブリッジ駒は溶接しているのではなくブラスを削り出しの一体成形で弦の振動伝達が優れている。』
マニュアルにはそう書かれているが、
これに類するものはアフターパーツが沢山出ているので別に目新しくもないような気がするw
しかし、その形状はテレキャスのブリッジは確たるべし、と思えるほど素晴らしいデザインだと思うが
人の好みは多種多様、ボディとネックに使われているAAA級のフレイムメイブルと同様、
好みがハッキリ分かれるところだろう。



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黄色いケーブルを使うとガリ発生、コタツ模様の黒は異常なし

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弦を通す縦穴がない!




気になった点は以下3つ。

1)
既に常用しているシールドはカスタムショップ製で、今回買ったギターに同梱されている
シールドと同じモノなのだが、たまにガリノイズが出る。
ちょこっと調べてみると、このギターに使用されているジャックの外径が微妙に大きくコールド側の接触が悪い。
何本かのシールドを試した結果、ガリが出ないシールドも有り、
一概にジャックの不良とは言えないが、「なんだかなぁ〜」という気分。

2)
ピックガードに貼られた透明の保護シートが剥がしにくいうえ、糊が残ってしまい、
パーツクリーナーを使って何度も拭わないと剥離できない。

3)
弦を交換しようとペグを緩めて初めて気がついた。
「えっ? 穴がない!!」 テレキャスのペグは縦穴式に決まっているという先入観があったし、
安モンの弦を頻繁に交換する自分にとって、クイックに作業が進む縦穴式に勝るものはない。
しかし残念ながら、このテレキャスに使われているのはスパーゼル製のロトマチックタイプでガックリぽん。
・・・しかしロック機構なしのスパーゼルて何やねん?w

それ以外、これといったトラブルは発生せず、購入前の試奏時と印象は変わずイイ感じ。
当面、過去に録った冴えない幾つかのギタートラックをコイツで録り直してみたい。




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by ken_kisaragi | 2016-01-30 12:03 | Musical instrument

■20th Century Boy■--------------その呟きと徘徊----


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